コア便り

【2021/08/31】「弊社の建設業OB社員との会話を通じて(1)」


コア便り、年始と同様にお盆休みをいただきました。失礼いたしました。
先回発信の「弊社の建設業OB社員と会話をして見ませんか」ですが、
数社様と会話の場を持つことが出来ました。ありがとうございます。
この活動はまだまだ続けてまいります。お問合せをお待ち申し上げます。

今回の発信は「弊社の建設業OB社員との会話を通じて(1)」と題して、
原価管理システムのあるべき姿の再認識事項をご紹介させていただきます。

1点目は「粗利益の管理」です。
例えば弊社の原価管理システムでは以下の3種類を実行予算の明細単位に
分別管理しています。
・実行予算差益(受注金額額−実行予算額)
・購買差益(購買予算額−取極額)
・今後発生予定原価差益(実行予算残額−今後発生予定原価)
企業様毎に呼び方は異なりますが、おおよそ上記3種類で管理をされています。
ただし、総額での管理であったり、契約単位毎の管理であったり、
今後発生予定原価を定期確認する運用が出来ていなかったり、と課題はあるようです。
会計システムとの連携に主眼を置いて作られた一部の原価管理システムでは、
使ったお金は管理しますが、今後使おうとするお金の管理はユーザ様の要望には遠く、
そもそも、進行基準売上を行う企業様では、
総予定原価の消費率で月次売上額を計算するのですから、
実行予算よりも予定原価のほうが大事になるのは解る気もします。
ここで心配なのが、今後使おうとするお金(利益を含む)の管理です。
毎月の売上予測と利益予測を経営に報告する時、
利益予測を原価管理システムの外側で行うのは避けるべきと再認識しました。

2点目は「データ入力負荷の軽減」です。
ここで言うデータ入力とは取極および取極外の請求書の入力です。
スキャナ自動入力を活用したり本社や支店のスタッフが代行入力をされています。
ただし本当に厄介なのは、その請求書を査定する作業と、
その請求書が実行予算のどの予算項目を使用したのかを紐付ける作業の確認は、
現場でなければ難しいと言うことです。
この局面のデータ入力は単に機械的に事務作業だけを行っている訳では無く、
今後の現場改善のアイディアを創造するための大事な時間でもあるようです。
よって原価管理システムでは、データ入力作業負荷軽減の仕掛けは当然のこと、
査定方法の改善や請求の紐づけ先である実行予算の作り方改善が気づけるような
仕掛けになっていることも大事であると再認識しました。

次回も引き続き、再認識事項をご紹介させていただきます。
一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様方のご健康をお祈り申し上げます。

潟Rア・システムデザイン 代表取締役社長 野崎哲司
nozaki@koasystem.co.jp