コア便り

【2021/09/14】「弊社の建設業OB社員との会話を通じて(2)」


先回に続き、「弊社の建設業OB社員との会話を通じて(2)」と題して、
原価管理システムのあるべき姿の再認識事項をご紹介させていただきます。

1点目は「粗利益の管理」です。(先回ご紹介)
2点目は「データ入力負荷の軽減」です。(先回ご紹介)

3点目は「追加・変更予算毎の収益管理」です。
例えば弊社の原価管理システムでは以下の3種類の番号の組合せで
実行予算を分別管理しています。
・工事番号
・工事枝番号(工事番号+工事枝番号で工事が特定されます)
・予算番号(当初予算に対して追加・変更された予算を増減管理します)
追加・変更毎の収益も本体と合算した収益も管理出来るようになっています。
各番号の使い方は企業様毎に異なりますが、
誰が工事毎収益の管理責任を負っているかで異なるようです。
このあたりの管理方式の導入時検討活動は、
弊社建設業OB社員の腕の見せどころでもあります。
ここで気になるのが、
1種類の番号で工事を特定する会計システムで収益を見ようとする時、
追加・変更予算毎の収益管理が出来ず、
常に本体予算と合算した収益管理となってしまうことです。
弊社の原価管理システムでは、
当初予算と追加・変更予算の明細を組み合わせて発注することを可能としており、
追加・変更予算としても、本体と合算した全体予算としても収益管理を行えます。
追加・変更の収益は全体収益に大きく影響すると良く聞きます。
追加・変更予算毎の収益管理は原価管理システムの責務であると再認識しました。

4点目は「実行予算に込められた思い」です。
例えば弊社の原価管理システムでは実行予算を作成した段階で、
明細単位に取極用予算・取極外用予算を分別管理しています。
取極外用予算は原価管理運用段階で取極用予算に切り替える事も可能です。
これは利益獲得方法を想定して実行予算を作成してもらうことを狙っています。
実行予算の出来の良し悪しで原価管理のし易さが決まる、
出来の良い実行予算を見れば現場所長の利益獲得方法が想像出来る、
と言う発言を良く聞きます。
これは、利益獲得に効果的な発注を意識した実行予算の作りになっていて、
発注タイミングと発注単位が整理され、かつ組み換えの柔軟性を残している
状態を言っているようです。
これらの思いを表現し実行出来る実行予算の構造は、
原価管理システムの最重要事項であると再認識しました。

一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様方のご健康をお祈り申し上げます。
潟Rア・システムデザイン 代表取締役社長 野崎哲司
nozaki@koasystem.co.jp